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誰も褒めてくれないから自画自賛する日記

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2014-08-28 [長年日記]

息子と赤カブの収穫をした

radish

先月の中旬に小さな家庭菜園に種をまいた赤カブが収穫の時期になってきました。

十分な肥料を与えてこなかったのでたくさんの収穫は期待できませんが、うまく成長した株も僅かにあります。

今朝、起床してすぐ、3歳の息子に

「赤カブをとろうか!」

と誘ったところ、息子もうんちをしようとしていたことすらそっちのけになり、父子二人で喜び勇んでいくつか収穫をしました。

息子はカブの収穫がよっぽど嬉しかったらしく、家に入ってすぐに母親に

「この赤カブ食べる!」

とお願いして、何もつけずにうれしそうに食べてました(辛いだろうに...)。息子が自分で収穫し食べることに大喜びしてくれて、僕も心底嬉しかった。

実は、どうしても息子の手でこの赤カブを収穫してほしいと思っていました。それは、僕が保育所に通っていたころ(3、4歳ごろ)の出来事を時々思い出すからです。

僕が通っていた保育所にもすこし離れた場所に菜園があり、人参を栽培していました。ある日、収穫するために、クラスのみんなでその菜園にプチ遠足をしました。菜園に到着すると保育士の先生の指示で、縦長にのびた人参畑に沿って、向かい合うように子どもたちが並びました。僕もその中にいました。

「では、みなさん、人参を抜きましょう!しゃがんでください!」

と先生が号令をかけ、子どもたちはしゃがみました。

子どもたちの目の前には大きく育った人参の葉が並んでいます。まず、保育士の先生は、子供たちに人参の抜き方を教えました。

そして、ついに子供たちが人参を抜く番になりました。子どもたちが一人ずつ目の前にある人参の葉を握りしめました。

でも、両隣や目の前の子どもが人参の葉を持った時には、もう僕の前には収穫する人参がありませんでした。

保育士の先生は

「はーい、みんな、人参の葉っぱ、つかんだかなー?」

と声をかけていたのを覚えています。

僕は、気後れして誰にも何も言えませんでした。

そうこうしているうちに、先生の号令で子どもたちは皆、人参を抜き、大喜び。でも僕は、自分が人参を抜いていないことを誰にも言えず黙っていました。

そして子どもたちが収穫した人参を手に持ったまま保育所に向かいました。人参を抜いていない僕は手ぶらでした。

帰り道の途中、同じクラスの女の子が僕が手ぶらなことに気がつき「あれ? 人参もってないの?」と僕に聞きました。僕が持っていないことを伝えると、

「んー、じゃぁ、これあげる」

と、彼女が収穫した時に一緒についてきた、子どもの小指程度の大きさの人参を僕にくれました。

保育所に到着し、先生が子どもたち一人ずつから人参を回収しました。僕が先生に小指の先ほどの人参を差し出した時、先生は、

「あら、ずいぶん小さいのね? これだけ?」

と言いました。僕は「はい」とだけ言って、その場を立ち去りました。

僕の目の前に収穫する人参が無いことを先生に気が付いてほしかったこと。でも、自分の人参がないことを言えず後ろめたく感じたこと。みんな人参の収穫を楽しんでいる中、誰にも言えない疎外感。しばらくしてから同じクラスの女の子が人参を持っていない僕に初めて気がついてくれて、少し安堵したこと。そして人参を分けてもらえて嬉しかったこと。でも、分けてくれた人参が他の子が持っている人参に比べはるかに小さく惨めに感じたこと。先生に人参を渡した時、惨めで悔しくて早くその場から去りたかったこと。その小さな人参すら僕が抜いたものではないことに気が付いてくれない先生への恨めしさ。

当時の僕でも先生が悪いわけではないことは理解していたけど、やっぱり気がついてほしかった。自己中だけど、子供ってそんなもんですよね。

今朝は、息子が赤カブを収穫して喜んでくれました。大人になった自分が当時の自分への償いをするような気持ちでした。

そんな記憶がよみがえる僕ですが、なぜか気配りの足りない雑な大人になりました。ほんと、人間ってわからないものですね!

おしまい。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
あきよ カリフォルニア (2014-08-29 05:42)

良い日記ですね。 <br>息子さんがウン⚫️をその後したのか気になるところですが、 <br>わたしも自分が幼かった頃と、息子のいまをよく重ねます。 <br>

(2014-08-29 12:53)

収穫直後に「ウン■、したくなくなった」と言ってました(笑) <br>良いのか悪いのかわかりませんが、自分を重ねてしまいますねー。


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